こんなことで悩んでいませんか?
- 試合前って筋トレしてもいいの?
- 試合でのパフォーマンスを向上させたい
- トレーニングをしないと不安
こんな悩みを解決します。
本記事の信頼性
本ブログの記事は、
- 所属チームのトレーナーからお聞きした話
- 所属チームをサポートする栄養士からお聞きした話
- インターネット・書籍・論文で収集した情報
- 私自身が実際に体験・経験したこと
をもとに作成しています。
僕もサッカーをしている身なので、トレーニングをしないと不安になる気持ちがまじで分かります。
実際に試合前に筋トレをして失敗をした経験もあります。(笑)
体が疲れているのにトレーニングをして、オーバートレーニング気味になったことも、、、
本記事の内容
- 試合前に筋トレをしてもいいのか
- 試合前に筋トレするなら知っておいてほしい3つのこと
- 試合前に筋トレして失敗した話
本記事を読んだ後はこうなります
- 試合前に適切なトレーニングを自分自身で調節できるようになり、試合に合わせたトレーニングを行うことができます。
- シーズン中でも筋力・能力を向上させながら、試合で自分自身が持っているパフォーマンスを最大限発揮することができます。
それではいきましょう!
目次
試合3日以上前なら筋トレしても大丈夫
結論は試合3日以上前なら筋トレをしても大丈夫です。
なぜ3日以上前なのかというと、ハードな筋トレをした場合72時間は回復のための時間が必要だからです。
試合当日に疲労を残さないように、筋トレをするなら3日以上前に行いましょう!
下半身は4日以上前がおすすめ
試合前に下半身の筋トレをするなら注意が必要です。
下半身の筋肉は身体の中でも比較的大きい筋肉。
そして、サッカーは下半身の筋肉を多く使います。
あくまで個人的な話ですが、下半身に関しては3日以上前に行ってしまうと試合の時に疲労感が残ります。
下半身の筋トレをするなら、おすすめは試合4日以上前です。
試合前の筋トレについて知っておいてほしい3つのこと
試合前の筋トレについて知っておいてほしいことが3つあります。
以下の通り
- 優先するべきことは試合で良い結果を残すこと
- シーズン中の筋トレは「高重量・低回数・低セット」で行う
- 試合3日以上前ならむしろトレーニングするべき
①優先するべきことは試合で良い結果を残すこと
初めにお聞きします。あなたは何のために筋トレをするのでしょうか?
パフォーマンスを高めて試合で結果を残すためですよね。
筋トレというと、「俺はここの筋肉をでかくして見た目を良くしたいんだ」「筋トレしてモテたいんだ」ということをよく聞きます。
しかし、その考え方はサッカー選手としては間違っています。
なぜなら、そこを目的にしていてはいずれどこかでズレが生じてしまうから。
筋肉を必要以上に大きくしすぎて、可動域や柔軟性を失い動作が遅くなったりするなど、必ずズレが生じます。
パフォーマンスを高めて試合で結果を残すということを目的に筋トレしましょう。
「でかくしたい」「モテたい」はおまけ
僕自身は、もちろんパフォーマンスを高めて試合で結果を残すために筋トレをしています。
しかし、「筋トレしてモテたい」という気持ちは多少分かります。(笑)
何が言いたいのかというと、
「筋肉をでかくして見た目を良くしたい」とか「筋トレしてモテたいんだ」というのは二次的な目標にすればいいんです。
要するにおまけの目的にすれば大丈夫。
そうすれば、一番大事な目的はブレずにあるので、筋トレをすることによるズレが生じることはありません。
試合で結果を残すという目的が優先されるので、筋肉を必要以上にでかくしすぎたりすることはないでしょう。
②シーズン中の筋トレは「高重量・低回数・低セット」で行う
もしあなたがシーズン中、あるいは試合がある週にトレーニングをするなら、質の高いトレーニングを行う必要があります。
ポイントは「高重量・低回数・低セット」です。
普段試合のない時期は
重量(回数):8〜10回できるくらいの重さ
セット数:3セット
レスト:2分程度
の筋肥大をさせながらも筋力アップしていく方法をとっている方が多いでしょう。
しかし、シーズン中となると正直厳しいですよね。
「いや、そんなことはない。俺ならできる!」という方なら別ですが、、、
シーズン中でもトレーニングをする方は次の二つのことを両立させたいのではないでしょうか?
- 試合日までにできる限り疲労は残したくない
- 筋力や能力は向上させたい
週末試合にでるために、練習でアピールする必要もあるので、この2つはできる限り両立させたいですよね。
そのための「高重量・低回数・低セット」です。
普段の筋肥大と筋力アップを狙った量重視のトレーニングを質重視のトレーニングに変えましょう。
具体的には次の通りです。
重量(回数):1〜3回ぎりぎりできるくらいの重さ
セット数:2〜3セット
レスト:4〜5分程度
少しあいまいな設定にしたのは、個人によって疲労の感じ方、疲労の耐性も違うからです。
シーズン中でも量重視のトレーニングを行うことはだいぶリスクです。
質の高いトレーニングで試合でのパフォーマンスを考慮しながらも、筋力・能力アップしていきましょう。
③3日以上前ならむしろトレーニングするべき
試合までの疲労を考慮しすぎる人に多いのが、トレーニングをしないという選択。
トーナメント形式の試合、リーグ戦の過密時期など重要な局面であるのなら、その選択は正しいかもしれません。
しかし、週末にリーグ戦があり、5日以上の準備時間があるのならトレーニングは行うべきです。
考えてみてください
筋力トレーニングをさぼっていれば、筋力は低下していくものです。
シーズンを通して筋力トレーニングを全く行わない人がいたとしたらどうでしょうか?
トレーニングを行っていないため、筋力はもちろん徐々に低下していきます。
しかし、トレーニングを週に1回でも行えば、筋力を維持・向上させることは可能です。
筋力が維持・向上できるということは、シーズン中でも安定したパフォーマンスを発揮することができますよね。
試合3日以上前ならトレーニングすることを強く勧めます!
重要なのでもう一度
試合前の筋トレで知っておいてほしい3つのこと
- 優先するべきことは試合で良い結果を残すこと
- シーズン中(試合のある週)の筋トレは「高重量・低回数・低セット」で行う
- 試合3日以上前ならむしろトレーニングするべき
試合前に筋トレして失敗した話
僕自身試合前に筋トレをして失敗をしたことがあります。(笑)
紹介したいと思います。
試合3日前にスクワット
上記の通り、試合3日前にスクワットをしてしまいました。
その時の詳細
- 土曜日にリーグ戦があるのに水曜日にスクワット
- スクワットは8回×3セット行った
- 水曜日なのでチームトレーニングも強度が高め
さあ、この状態で土曜日のリーグ戦に何が起こったのでしょうか?
予想できますよね。
全然試合で走れませんでした
もうお分かりの通り、試合ではまったく体が動きませんでした。
試合の時の状態は以下の通り
- 体が重く感じた
- ダッシュの際の1歩目が遅い
- 切り返しの動作が遅い
- ドリブルをするとボールが足から離れてしまう
- 相手とのコンタクトでいつもより力んでしまう
こんな感じで、とにかくその時のプレーは最悪でした。
チームメイトにも迷惑をかけましたし、何よりも自分に絶望しました。
試合でうまくいかないときの絶望感はサッカーをやっている方は分かると思います。
原因はなんだったのか
原因は僕が推測する限りではただ一つです。
試合3日前なのに下半身の筋トレをしてしまったことです。
最初にご紹介した通り、下半身のトレーニングを行う場合4日前以上が基本だと思っています。
しかし、このときはそんなことも気づかずに3日前に下半身のトレーニングをしてしまい、疲労がうまく抜けませんでした。
肥大目的のトレーニングを行ったことも原因の一つかもしれません。
試合前のトレーニングで失敗した僕が一番伝えたいこと
僕が一番伝えたいことは、疲労を考えることも立派なトレーニングだということです。
試合前にトレーニングをやりすぎてしまう人は「トレーニングをしないと不安」という考えの方が多いと思います。
僕もそうでした。
トレーニングをしないと不安でしたし、「何かやらないと」という気持ちになってしまいます。
ただ、トレーニングと同じくらい「疲労について考えること」は重要だったと気付かされました。トレーニングをしても回復しないと意味がないですよね。
「疲労について考えることも一つのトレーニング」
これを意識するだけでも、「トレーニングをしないと不安」という気持ちは多少和らぐと思います。
結局は自分の身体と相談しながら
ここまで、僕の失敗談なども交えながら試合前のトレーニングについてご紹介しましたが、あくまで僕自身の話です。
何が言いたいのかというと、結局は自分の身体と相談しながらトレーニングをしていくというのが大事だということです。
僕の身体とあなたの身体は全く違います。
僕自身が自分で確かめたように、あなたも自分自身の身体と相談しながらトレーニングをしなければなりません。
自分の身体と相談しながら、自分に適切なトレーニングを探していってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。