「高校生サッカー選手の体脂肪率はどのくらいがいいの?」
年間を通してのリーグ戦、新人戦、インターハイ、そして全国高校サッカー選手権。
できるなら、体脂肪率をベストな状態で保ってパフォーマンスを高い状態で保ちたいですよね。では、体脂肪率が低すぎたり高すぎたりしたらどうでしょう?
ベストなパフォーマンスは発揮できずに、試合で結果もでない、試合にでれなくなる可能性だって多少ありますよね。筋肉量も効率よく増やせないかもしれません。
高校生サッカー選手がベストな状態でリーグ戦や大会を戦いたいのなら、適切な体脂肪率を知る必要があります。
本記事では年間を区分けして期間ごとのベストな体脂肪率を紹介します。
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プロサッカー選手の体脂肪率は何%?彼らが体脂肪を低く保つ理由
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目次
高校生サッカー選手のベストな体脂肪率はどのくらいなのか?
結論から先にお伝えすると
1月から2月の準備期(鍛錬期)は体脂肪10%〜15%
3月の試合前期は体脂肪率9%〜12%
4月から12月の試合期は体脂肪率6%〜9%
シーズンオフの移行期は体脂肪率15%以下
がベストです。
準備期?試合前期?移行期?
今はよく分からなくて大丈夫です。
とりあえず試合期の体脂肪率が知りたかったという方は
体脂肪率6%から9%の1桁をキープするのがベスト。
試合に向けて徐々に体脂肪率を落としていくというイメージです。
ピリオダイゼーションに基づいて見合った体脂肪を決める
ピリオダイゼーションとは?
試合のときにベストなパフォーマンスを発揮できるように1年間を区分けして短期的・長期的にトレーニングを計画すること。
簡単にいうと、こんな感じです。おそらく、高校生であればチームスタッフがピリオダイゼーションに基づいてトレーニングを組んでいると思います。
先ほどの表のように期間を分けて考える感じです。
その期ごとに最適な体脂肪率があります。
準備期(1月〜2月)は体脂肪率10%〜15%がベスト!
1月から2月は準備期(鍛錬期)ですね。
多くのチームはインターハイ・リーグ戦・選手権にピークを持っていくと思います。
強度の高いトレーニングが続き憂鬱な気分にもなったりします。
この期間はどんな期間なのか
筋肥大・筋力向上・柔軟性・バランス能力・持久力などの基礎体力の向上を目指す。トレーニングの強度も比較的高い。
筋肉を効率よくつけていくには実は体脂肪10%以上必要だと言われています。
筋トレ界隈ではバルクアップ期とも呼んだりしますね。
しかし、15%を超えてしまうと練習試合や新人戦にも影響がでるので15%は超えないようにしましょう。できれば10%をキープしたほうがいいです。
試合前期は9%〜12%がベスト!
リーグ戦まで丁度1ヶ月前の3月ごろ。
試合前期は、もうそろそろリーグ戦が始まるという準備の段階です。
多くのチームは技術練習、戦術練習をおこないます。
この期間はどんな期間?
技術・チーム連携の向上、準備期に肥大した筋肉のキレを出すようなパワー系のトレーニングを行う。準備期ほどではないが、強度は高いトレーニングが多い。
この時期はもうすぐリーグ戦などの試合が始まろうとする時期なので、9%から12%まで持っていきましょう。練習試合などの実践形式も増えていくので12%以下が理想です。
試合期は6%〜9%がベスト!
リーグ戦が始まり、選手権までの4月から12月。いよいよ試合期に入ります。
重要なリーグ戦やインターハイ、選手権がある時期です。
コンディションを維持して、常に試合にベストで臨めるように調整します。
この期間はどんな期間?
戦術に関する練習、質を高めていくような練習が多い。体力や筋力を維持するために、週に1回程度強度の高いトレーニングがありますが、コンディションを優先させる。
この時期は、筋量を増やしたりせずに、体が軽い状態で試合に臨みます。
6%から9%でいるのが理想です。
プロのサッカー選手にもこのぐらいの体脂肪率の選手が多いです。
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移行期は15%以下をキープ
移行期は簡単にいうとオフ期間。
身体をしっかり休める時期です。
この期間はどんな期間
シーズンで蓄積した疲労を抜くためにしっかり休む。サッカー以外のことをしたりして、リラックスする。
この時期は食事やトレーニングなどをあまり気にする必要はありませんが、15%以下を保つようにしましょう。
体重だけを気にするのはナンセンス
僕自身、高校生だったので分かるのですが体重だけを気にする人が多いですよね。
しかし、体重だけでは体脂肪率によって体重が変化したかはわかりません。
実は体重の変動には次のことが影響します。
体重変動の要因
- 筋肉量
- 体脂肪
- 身体に入っている消化物
- 水分量
何が言いたいかというと、正しい体脂肪率を知るためには体重という数値だけでは判断することが難しいということです。
僕としては正しい体脂肪率を知るにはIn bodyで測るのがおすすめです。
まとめ
今回は高校生サッカー選手にとってどれくらいの体脂肪が最適なのかについてご紹介しました。
高校生サッカー選手の適切な体脂肪率
- 1月から2月の準備期(鍛錬期)は体脂肪率10%から15%
- 3月の試合前期は体脂肪率9%から12%
- 4月から12月の試合期は体脂肪率6%から9%
- 移行期は体脂肪率15%以下
少しでもベストな状況でサッカーをするために、身体と向き合おうとしたあなたに届いたのなら幸いです。
ピリオダイゼーションに基づいて区分けした期ごとに最適な体脂肪率でトレーニングを続ければより良い状態で試合に臨めるでしょう。